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レビー小体型認知症

年を取ると誰もが、人の名前やもののしまい場所などを忘れたりするものです。認知症はこの加齢によるもの忘れと違い、脳の病気や障害により正常に働いていた記憶や思考などの脳の機能が低下し、日常生活に支障を来たした状態です。
認知症で一番多いのが「アルツハイマー型認知症」です。報告にもよりますが、次いで多いのがここで説明する「レビー小体型認知症」で、男性にやや多いとされています。なおアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の合併も起こります。
レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症と異なり、初期には記憶の障害が目立ちません。一般的な認知症は記憶力や理解力などの認知機能が徐々に低下していくのに対しレビー小体型認知症は認知機能が良いときと悪いときが波のように変動することが特徴です。

レビー小体型認知症の主な症状
  • 注意力の低下
  • 認知機能の変動
  • 幻視(まぼろし)
  • ものを見たときに、何なのか認識できなくなる
  • 明らかな幻視はないが、気配としてなにか感じる
  • 実際は無いが、家の中に他人が住んでいると言う
  • 家族と他人を見間違える、自宅なのに違うと言ったりする
  • 気分の落ち込み、抑うつ
  • 夢に伴って睡眠中に怒鳴ったり暴れたりする
  • 顔がこわばったり、手足の震えがおこる
  • バランスがとりづらくなる、転びやすくなる
  • 3日以上の便秘
  • 排尿障害
  • 多汗や寝汗

治療としては「薬物療法」と「非薬物療法」があります。認知症を完全に治す治療はまだありませんが、訪問看護師は医師の指示に基づいて生活支援などを行いながら、症状に合った対応やケアを行います。
またレビー小体型認知症の症状にある見間違いなどは、室内の環境が誘発することもありますので、例えば壁にかけた洋服や絵などを片づける、というような環境の整え方を訪問看護師がご提案するというようなケアの方法もあるかと思います。また転倒の予防は皆さんご存じのように大変重要で、ご希望があればお家の中の玄関マットをはずしたり、コード類を壁際に沿わせたりするようなお手伝いもさせていただきます。
認知症において「人と接する機会を増やすこと」「生きがいや趣味、楽しみを持つこと」などは、人とのコミュニケーションを通じて心身を活性化し、社会性の維持に役立ちます。ご高齢になると社会や家族以外の人との結びつきが希薄になるため、認知症をもちご自宅で生活する方にとって訪問看護は意味のあるサポートのひとつになると私たちは考えています。
認知症を完全に治す治療はまだありませんが、訪問看護師は医師の指示に基づいて生活支援などを行いながら、症状に合った対応やケアを行います。その中でご家族支援として、ご家族が対応の仕方を身につけることでご家族自身の安心につながり、巡り巡ってご本人の安定にもつながります。そして結果として介護負担が減少するといった好循環が起きることもありますので、日ごろ認知症のことについてお悩みでしたら当ステーションへぜひご相談ください。

最後にもうひとつ、私たちがお伝えしたいことがあります。それはご家族、介護者の方もまた、ケアされるべき存在だということです。介護による燃え尽きの予防や、頑張りすぎてしまって介護者の方のからだやこころを壊してしまうことがないよう、認知症に関してお困りごとがあれば、当ステーションまでご相談いただければと思います。

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